ITパスポート試験とは?実施要項 勉強時間 合格率 など

ITパスポート試験とは

ITパスポート試験とは、平成21年度より新しく創設された情報処理技術試験で、経済産業省が認定する国家試験です。

IT関連の仕事に就く人に必要となる情報技術に関する基礎的な知識を備えているかを測ります。

また、ITパスポート試験は別名、iパスとも呼ばれITを活用する社会人や学生が備えておくべきITに関する基礎的な知識が証明できます。

 

ITパスポート試験の実施要項

試験時間120分
出題数100問
出題形式四肢択一
試験方式CBT方式
受験資格特になし
配点1000点満点
採点方法IRTによる算出
合格基準総合評価点が600点以上/1000点
かつ分野別配点が
ストラテジ系 300点以上/1000点
マネジメント系 300点以上/1000点
テクノロジ系 300点以上/1000点

試験時間と出題数

試験時間は120分で出題数は100問となっています。

1問あたり1分弱(72秒)と問題数に対し回答時間が短いように感じますがしっかりと勉強して試験に臨むと結構時間は余ります。

しかし計算問題もあるので、油断すると思わぬところで時間を使うので注意しましょう。

出題形式と試験方式

出題形式は四肢択一で採点方法はCBT方式となっています。

CBT方式とはコンピュータを利用して実施する試験方法で、今回のITパスポート試験はマウスで選択する形式となっています。

一度も CBT方式に触れずにぶっつけ本番で試験を受けると戸惑って力を出しきれない可能性もあるので、一度はCBT方式の画面を見て受けた方がいいかもしれません。

受験資格

受験資格は特にありません。そのため誰でも受けることができ、累計応募者数は平成30年には97万人もの人たちがITパスポート試験を受験しています。

配点と採点方法

配点は1000点満点となっていて、採点方法はIRTによる算出となっています。

IRTとは(Item Response Theory・項目応答理論)と呼ばれ、問題ごとに配点が違い解答結果から評価点を算出する方法となります。

出題数が100問で1000点満点なので1問10点と思われるかもしれませんが、出題数100問のうち総合評価は92問で残りの8問は今後出題する問題を評価するために使われます。

またその8問は100問あるうちのランダムな場所に仕分けられていてどれが採点されていない問題なのかはわかりません。

なので最後の8問は解かなくても点数にはならない。と言うことではありませんのでしっかりと最後の問題まで解くようにしてください。

合格基準

合格基準は総合評価点が600点以上/1000点かつ分野別配点がそれぞれ300点以上/1000点となります

詳しく説明すると、例えば試験を受けて総合評価点が800点だとします。そのうちストラテジ系が300点満点として200点を取ったとしたら300:200=1000:X と比率で求めることができるのでXは667点となり、ストラテジ系の分野別評価点は667点という風になります。

なお、ストラテジ系を300点満点と仮定した理由は総合評価点は1000点満点と決まっているのですが分野別評価点はIRTによる算出方法により、テストによって満点が違ってくるためです。

ITパスポート試験を受けるメリット

ITパスポート試験を受けるメリットとしては企業に一定水準のITの基礎知識を持っていると証明でき、就職で有利になるのが大きなポイントです。

ITの基礎知識がない人がPCなどの操作を担当すると、してはいけない作業までしてしまい会社に損害を与えるケースがあります。

例えば企業で知らない人からメールが届き開いたらウイルスに感染した、個人情報の取り扱いが正しくなく第三者に情報が流出した、社員の正しくないSNS利用で評判が悪化した、など基礎知識がないと様々な障害が発生します。

ITパスポート試験の勉強をすることによってこのような事態を未然に防ぐことができるため何も資格がない人よりITパスポート試験を持っている人が就職に有利になります。

しかし、情報系の企業に就職するにはあまり有利ではありません。

なぜなら、ITパスポート試験合格レベルの知識は持っていて当たり前だからです。またIT系の職種に転職する際にも同じく有利ではありません。ここで求められる知識は基本情報処理試験や応用情報処理試験などのITパスポート試験の上位試験に当たる資格ではないと有利になりません。

なのでIT系の職種に就職したいと言う方は基本や応用情報を目指すためにITパスポート試験を取るのもいいかもしれません。

 

ITパスポート試験の難易度・勉強時間

ITパスポート試験はITに関する基礎知識なためそこまで難易度は高くありません。情報系の知識がある方は40時間前後と言われています。知識がない方は100時間から150時間かかると思います。

多少は計算問題はありますが複雑な計算問題はなく暗記量で勝負できるので時間さえかければ合格はできます。

 

合格率

合格率は現在最新のデータだと社会人が合格率62.3% 学生が45.0% 合計平均が54.6%となっています。

 

ITパスポートの試験日・試験会場

試験日は◯月の◯日みたいな日程はありません。いつでも受けられますが受験の申し込み期間は3ヶ月前から前日までとなっています。

勉強して自信を持ったら受けるという形が合格しやすいと思いますがだらけてしまうケースもあるので先に受験日を決めるのもいいと思います。

また試験会場はいくつか会場がある中自分で決めることができます。

しかし会場によっては他の会場は受けれるけどここの会場は受けれないなど試験が可能な日程は会場ごとに違うので確認していきましょう。

 

試験後の流れと合格発表

パソコンで試験を受け終わると画面に自分の合否が表示されます。2ヶ月後ぐらいに公式サイトに合格発表が表示された後、約1週間後に合格証書が自宅に配送されます。